アルフレッド・アドラー 嫌われる勇気の感想

公開日:  最終更新日:2017/01/22

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2015年にヒットした本と言えば「嫌われる勇気」
そのインパクトのある題名に惹かれて手にとり、そしてその題名より衝撃的な内容に、多くの方が影響を与えられたのではないでしょうか。

そのことを数字で表しているのが、Amazonランキングです。
ビジネス実用本でベストセラー1位、レビューも1000件を超え、そして2016年2月現在の段階でも未だに総合7位を保っています。

「嫌われる勇気」という題名について

題名だけ見ると、他人に嫌われる勇気を持って強く生きていきましょう。という内容かな?と想像してしまいますが、実際はそうではありません。

内容を紐解いていき、そして題名から何を伝えたいのかを考えると、こう言うことができます。

他人があなたを嫌うことは、他人の問題であって、あなたの問題ではない。
あなたは、他人の人生ではなく、あなた自身の人生を生きる勇気を持ちましょう。

この本がヒットした要因としては、題名が多いに貢献していると考えられます。

「嫌われたくない」と思い、常日頃「嫌われない行動」をとっているのに、「嫌われる勇気だって?」と興味をそそるからです。
ですが、勘違いして買っても損する内容ではないと断言することができます。

「嫌われる勇気」がなぜ衝撃的か

それは、これまで日本人が常識と思ってきたこと、学校でそれが正解だと教えられてきたことを「違う」と否定しているからです。

私自身も読みながら、何度も本を投げ捨てようかと思いました。笑

それはなぜかと言うと、正しいと思ってきたその価値観こそが自分を苦しめていた根源だったのだと、気付かされてしまったからです。
しかもその価値観は1つや2つではありません。

これらを受け入れることは、今までの価値観を捨てないといけないことになるので、苦しいし困難です。
しかし、この価値観を知ることによって楽になる部分もたくさんあります。

「嫌われる勇気」の概要

フロイト・ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想であるアドラー心理学の教えを対話編・物語形式を用いてまとめた一冊です。
「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いへのシンプルかつ具体的な「答え」を提示しています。

まとめ

この本を読んで得られることは、新しい価値観を知ることのみです。

長年かけて培ってきた価値観を変えることは簡単ではありません。

そんなのは嘘だ、受け入れないと批判をするのも良し、すごい価値観だと知って行動しないで終わるのも良しと思います。

しかし、もしあなたが人生を変えたければ、この本を何度も読み返し、その価値観を受け入れ、時間をかけて日々の行動に落とし込んでいくことで、少しずつ変化が訪れるでしょう。

久しぶりに良書に出逢えたと心から思えました。

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