23年前の松本人志を「遺書」を通して検証してみた

公開日:  最終更新日:2016/12/24

ダウンタウン松本人志の有名な著書である「遺書」。

1994年に発売され、当時人気絶頂だった松本人志の考えや思いを知ることができると話題が話題を呼び、大ベストセラーとなりました。

そして現在の松本人志と同様、今でも増刷され続け、売れ続けています。

当時、中学生だった私ももちろん読みましたが、少なくともこの本に影響を受けた中の1人であることは間違いありません。

あれから、23年の月日が流れた今、改めて読み直したらまた違った視点で見ることができるのではないか、とタイムマシンに乗ったつもりで、検証してみました。

当時の背景

当時の松本人志は週4〜5本のレギュラーを持っていて、年齢は30歳〜31歳。

長者番付タレント部門で2位となり、その納税額約6,000万円。

「遺書」は1993年7月〜1994年7月の1年間分、毎週「週刊朝日」にて連載していたエッセイ(1ページ半50本分)が収められています。

1本書き上げるのに3〜4時間かかり、挿絵も書き、そのギャラは5万円。

書きたいことを好きにガンガン書いて、文句を言われたらケンカして辞めようという気持ちで書いていたとのこと。

ただし、「筋の通った反論や悪口は歓迎する」とも言い切っています。

自身の意見を臆することなく、今だと炎上間違い無しのことでも自由気ままに書いています。

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本と現在の違うこと

誰もが生きていく上で、モノの考え方や捉え方は少しずつ変わっていきます。

しかし、こうやって思いが活字となって残ってしまい、多くの方に知られてしまったら、普通の人だったら、それが足かせとなり、本に書いた通りに生きていくことでしょう。

しかし、そこも松本人志、自分で書いたことを次々と裏切っていきます。(笑)

きっと「言っていたことと違う!」と批判もたくさん受けたと思います。

しかし、その時はその時、今は今、としっかりと割り切っているのでしょうか。

そうやって変化を続けているからこそ、今もこうやって毎日テレビで見ることができます。

というのも、本の通りに生きていたら、おそらく40歳で引退しています。だから「遺書」なんですね。

ちなみに裏切ったことを一部抜粋すると以下の通り。

・コメディアンという肩書きで、歌をうたったり、ドラマに出たりするのは違うと思う。

・体中から毒素を発散している芸人、それがオレの理想なのだ!

・オレのようなコメディアンにとって、家族というのは百害あって一利なしなのではないだろうか?
他多数

本と現在の変わらないこと

もちろん当時から変わらないこともたくさんあります。

今もテレビで発言する内容から、考え方が変わっていないと思われるものを一部挙げると以下の通り。

・大阪の芸人は、2回売れないといけない。
(一度大阪で売れ、東京でもう一度ゼロの段階からがんばる)

・芸人はサラリーマンではい。
(上司に媚を売るのではなく、自分が社長だと思え)

・ボクシング以外のスポーツが嫌い。
他多数

遺書を通して分かったこと

面白いだけではなく、その考え方が哲学的。

それが故、この本もこれだけ売れたのではないかと思います。

人によって琴線に触れる言葉は違うと思いますが、今読んでも「う〜ん」と考えさせられる言葉がたくさんありました。

ズバッと言い切る気持ち良さもあり、ここまで言って大丈夫なのだろうかとこっちまで心配になったり、だけどこの鋭さがないと松本人志ではないし、という思いもあったり。

現在231.5万部売れ、72回も増刷されている「遺書」。

そして分かったことは、尖りにトガッた松本人志の中に見える哲学は今も変わらず一貫していること。

読みながら、間違ったことは大嫌いと毒を吐きまくる松ちゃんを久しぶりに思い出すことが出来て、ワクワクしました。

今度はまた10年後に読もうと思います。

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