TOEICのpart5はじっくり和訳せず瞬殺で解くのが正解
TOEICの文法問題、part5。
じっくり和訳してから4択の選択肢を見て、1つずつ空欄に当てはめていって、これだ!と思うものを回答とする。
学校のテストで和訳ばかりやってきたので、ついそうしがちですが、そんなことをしていたら時間がいくらあっても足りません。
TOEICは時間との勝負。part7の長文問題用に時間を確保するためにも、part5は和訳せず瞬殺で解くのが正解です。
目次
part5の解き方
参考にしたのはこの本です。
「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」
TOEICの文法オススメ本として有名な本です。
part5に出題されそうな例文(118問)と、それぞれの解き方の解説が詳しく載っています。
これを何周も行った結果、こうやって解いていけば良いのか!と体感することができました。
問題の解き方には、ある程度法則性があることが分かりましたので、それらをまとめました。ぜひ参考にしてください。
part5はまず最初に選択肢を見る
1.最初に文章ではなく、選択肢を見る。
文章をじっくり読んでから、選択肢を見ていては時間が足りません。
まず選択肢を見て、何が問われているのかを判断します。
2-(1)選択肢に似たような意味が並んでいる
・構文の可能性があります。
例えば「Both A and B」の 「and」が正解の場合、Bothが文章にあれば良い訳ですよね?その様にして鍵となるキーワードがないか探していきます。
前提条件:ある程度の数の「構文」が頭に入っている
・似たような意味の動詞が並んでいる場合
他動詞か自動詞かを求められている可能性があります。
空欄の後ろに目的語があれば他動詞。なければ自動詞です。
前提条件:どの動詞が他動詞か自動詞かが分かっている
2-(2)選択肢に違う品詞が並んでいる
まず文の構造をしっかり見ます。
たくさん修飾されていて長い文章なので、まず骨組みとなるSVを探します。
どこからどこまでがS(主語)なのか、本当のV(述語)はどれなのかを見極めます。
前提条件:5文型を理解している
・文が完成している場合
副詞が正解!
(空欄の後ろが名詞の場合は形容詞の可能性も)
・空欄の後ろに文章SVがある場合
接続詞が正解!
・目的語が空欄の場合
名詞か形容詞が正解!
・名詞の前が空欄の場合
名詞を飾るなら形容詞が正解!
名詞をつなぐ機能を求めているなら前置詞が正解!
・空欄の前に助動詞がある場合
原形動詞が正解!
・冠詞があって空欄に名詞が求められている場合
単数の可算名詞
・冠詞がなくて空欄に名詞が求められている場合
不可算名詞、もしくは複数の可算名詞
さらに選択肢にどちらもある場合は、動詞の形で判断
前提条件:どの単語がどの品詞か分かっている
2-(3)選択肢に違う動詞の形が並んでいる
目的語があるかどうか探します。
・目的語がある場合
能動態が正解!
・目的語がない場合
受動態が正解!
前提条件:能動態と受動態の区別がつく
注意点)
・時制の問題の場合もあります。
・主語と述語が一致しているかという問題の場合もあります。
2-(4)その他
文脈を活かします。
ここまでのケースのどれにも当てはまらない場合、ここで初めてじっくり和訳をし、文脈を活かして正解を導きます。
長くなったのでさらにまとめます。
これまでの説明をまとめると次の通り。
選択肢が、 (1)似たような意味が並んでいたら構文問題 ・似たような意味の動詞が並んでいたら他動詞か自動詞かを見る (2)違う品詞が並んでいたらまずSVを探す (3)違う動詞の形が並んでいたら目的語を探す (4)それ以外はじっくり和訳 |
だいぶすっきりしましたね。
これをメモにとって、問題を解く時に横に置き、確認しながら解いてみると、かなり解きやすくなるはずです。
本番では、もちろん見ながらはできないので、このメモの内容は頭の中へ。
前提条件をクリアするには
問題を解く前に、前提条件がたくさんありましたね。
・ある程度の数の「構文」が頭に入っている
・どの動詞が他動詞か自動詞かが分かっている
・5文型を理解している
・どの単語がどの品詞か分かっている
・能動態と受動態の区別がつく
これらを解決するにはこの1冊がオススメです。
前提条件をクリアし、秘伝のメモを手に入れれば、TOEICの文法は攻略可能です!
最後に
「和訳せず」と言いましたが、文章の構造を見極めるためには、ある程度の和訳は必要です。
また、かなりの割合で文意から答えを導く問題もあります。
120%完璧にじっくり和訳しないでも、20〜30%くらいの和訳で解くことができますよ。という意図ですので、慌てないで解いていきましょう。
※その後の勉強法はこちら
TOEICの文法攻略後に待っていたものとは・・・part5とpart6編