メディアクリエイター佐藤雅彦がすごい!!ピタゴラスイッチからだんご3兄弟まで
最近よくメディアで紹介されることが多くなった佐藤雅彦。
メディアクリエイターという肩書きを持つ彼ですが、いったい何をしてきた人なのか調べてみると、その作り上げたものがすごい。
CMや書籍、歌にゲームと多岐に渡り、どれもがすごく分かりやすくて耳に残るものばかり。
「伝える」ことを追求していることが、受け手として感じ取ることができます。
そんな日本の時代を作ってきた佐藤雅彦について、まとめました。
メイプル超合金・カズレーザーが尊敬
年間200冊は本を読み、クイズ番組でもその異才ぶりを見せつけるカズレーザー。
彼がアメトーーク読書芸人の中で、オススメする本の1冊として佐藤雅彦の本を挙げました。
椅子や貯金箱、鉛筆、ボールペンなどを、X線写真を使って透視した中身を知ることができる写真絵本。
「一回フリがあって、中身はどういう風になっているか想像させた後、答えが見れる。自分の想像力を毎回挑戦されて、知的刺激がめちゃくちゃある」
と大絶賛していました。
マツコの知らない世界で紹介
「CMソングの世界」(2016年11月22日放送)にて「40年以上人生をCMに捧げてきた男」というCM大好きな方が、憧れてやまないと佐藤雅彦のCMを紹介。
80年代後半、バブルの影響でお金をかけた綺麗なCMの流行りに、「商品連呼」という手法を使って殴り込みをかけ、伝説のCMプランナーと呼ばれたそうです。
その彼が携わったCMの代表作はこちら。
1988年「スコーン」(湖池屋) 1990年「ポリンキー」(湖池屋) 1991年「バザールでござーる」(NEC) 1994年「ドンタコス」(湖池屋) |
どれも知っているし、20年以上たった今でも口ずさめます。
CMの力恐るべし。
だんご3兄弟の仕掛け役
1999年に社会現象にもなった「だんご3兄弟」。
なんと、CDは300万枚近くも売れ、現在のオリコン歴代シングルランキング5位となっています。
その作詞とプロデュースを手掛けたのが佐藤雅彦。
ピタゴラスイッチ
現在も続く、NHKの人気番組、「ピタゴラスイッチ」。
子供の考える力を育てることを目的とした番組は、子供だけではなく大人にもコアなファンがいます。
その監修を手掛けているのも佐藤雅彦。
どれだけ多才なんだ。
佐藤雅彦の基
これまでの数々の偉業から、もちろんたくさんの賞も受賞されています。
その中の一つ「朝日広告賞」のインタビューの中から、佐藤雅彦の基となるものを見つけました。
資料課には、世界中の広告賞のアーカイブが何十年分もストックされており、自由に閲覧でき、出力することもできる、素晴らしい環境でした。
時間はたっぷりあったので、各国の名だたる審査員が選んだ作品の中から自分がいいと思ったものを選び、「佐藤雅彦選抜コマーシャル集」というビデオを作ってみました。
それを見ていると、自分が「面白い」と感じる表現には共通するルールがあったのです。
それを基に、自分なりの新しい方法論を作ることにしました。
つまりまとめると、以下の通り。
1. たくさんの一流のものに浴びるほど接する。 2. 自分の琴線に触れたものだけを集めまとめる。 3. そこから、自分の中に共通するものを見つける。 4. それをルール化し、表現する方法を構築する。 |
これを実直にやり続ければ、いつの日か表現者として開花するかもしれません。