アップルのデザインはジョブズではなくてこの人!!日本とも関係があった!

公開日:  最終更新日:2017/01/22

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ジョナサン・アイブ

あなたはこの人の名前を聞いたことがありますか?

日本では、アップル社の第一人者と言えば、スティーブ・ジョブズが有名ですよね。

しかし、実は、あの洗練されたアップル製品のデザインを創り上げた核となる人物こそが、ジョナサン・アイブなのです。

日本ではあまり馴染みのない名前ですが、今やアップル社を支える最重要人物。
そんなジョナサン・アイブについてまとめました。

ジョナサン・アイブってどんな人物?

生まれはイギリス

イギリス生まれのイギリス育ち。

銀細工の職人であり、デザインとテクノロジー分野の教育委員でもあった父の影響により、幼い頃からデザインに目覚めます。

高校生の頃からデザイン業界の注目を集め、ニューカッスル・ポリテクニック(現ノーザンブリア)大学のプロダクトデザインを専攻。

そこで製作した近未来的で、シンプルで洗練されたデザインは、秀逸で、数々のコンテストの賞を総なめします。

その賞金でアメリカに数ヶ月か滞在し、そこで、後にアップルの工業デザイングループの責任者となるロバート・ブルーナーと出会います。

デザインが認められ、一緒に働かないかと誘われますが、就職先がすでに決まっていたため、断ります。

アップル入社

その後も、何度かロバート・ブルーナーから誘いを受けますが、気持ちやタイミングがなかなか合いません。

しかし、そこから数年かけて、やっと4度目の誘いにして、アップル社へ入社することを決意します。その時、27歳。

一方、スティーブ・ジョブズはアップル社を追い出されていた時期でした。

ジョナサン・アイブは入社当時から、異才を発揮し、そこでも数々の賞を総なめします。

しかし、マーケティングの失敗で売上に貢献することはできませんでした。

エンジニアや経営陣に、常に妥協しなければならない状況に、疲れ果てたジョナサン・アイブは辞めようかと思い始めます。

スティーブ・ジョブズ再来

そんな時期にスティーブ・ジョブズがアップルCEOとして戻ってきます。

「アップルの経営が悪い原因は、プロダクトが最悪なんだ!」という言葉に、これから変わるかもしれないと信じ、アップルに留まることを決心します。

スティーブ・ジョブズのデザインに対するリスペクト、製品ラインアップの絞り込み、そして、妥協を許さない方針にジョナサン・アイブは応え続けます。

その後、iMac、iPod、iPhone、iPadを世に出し続け、アップル社を時価総額世界一の会社へと成長させ、そして数多くの人々の生活を豊かにしました。

ジョブズ亡き現在も、「チーフ・デザイン・オフィサー」としてアップル社を牽引しています。

性格や趣味

大の車好きで、イギリスの紳士らしく非常に謙虚。
一つのことに集中して、何事も黙々とやり遂げる性格です。

ジョブズの追悼スピーチの動画がありますので、是非見てみてください。

穏やかだけれども、芯のある印象を受けると思います。
ジョブズへの暖かい愛も感じますね。

ジョナサン・アイブと日本の関係

実はジョナサン・アイブやアップルは日本とも関係があります。

若かりし頃、日本の企業(ゼブラ・日立など)をクライアントに持つ会社で働いていたため、日本の製品を製作していた時期がありました。

ゼブラのペンをデザインしていた時期があるなんて!欲しいです。

また、一番好きな日本のデザイナーは深澤直人

無印良品をデザインし、ミニマリズムを志向している方です。

デザイン主導のソニーはアップルのお手本として、ソニーの製品をリスペクトしていました。

また、ジョナサン・アイブのチーム内に日本人デザイナーとして西掘晋が10年間在籍していました。

なんと、アップルで日本人が働いていたのですね!
今は、健康上の理由によりアップルを退社、ハワイに移住し療養中とのことです。

ジョナサン・アイブの名言

何がアップル製品の成功となったか。
ジョナサン・アイブの言葉から、哲学を感じとることができます。

・製品ストーリーを考え、遊びの要素を入れる
・本当に大切なのは、そこに込められた手間と心くばり
・ユーザーの使いやすいものを常に考え続けた

まとめ

ジョブズの右腕とも言われ、ジョブズに愛され、その天才的な力を発揮し世の中に革命を起こしたジョナサン・アイブ。

これからもあっと驚くような新しいデザインを期待したいです。

参考文献
ジョナサン・アイブ

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