又吉直樹の新書「夜を乗り越える」で言葉選びのセンスに触れる

公開日:  最終更新日:2016/11/03

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又吉直樹の新書「夜を乗り越える」を読みました。

「火花」を創作するまでの秘話、又吉直樹の幼少から現在に至るまで、本との出会い、本を読む理由、そして推薦する多数の本など、たくさん得られるものがありました。

一言で言うと、考えすぎくらい考える又吉直樹が、なぜ本を読むのかという疑問をとことん考え抜いた本。と言えます。

難しい言葉や言い回しはなく、ありのままの又吉直樹が垣間見える一冊。

・本って興味があるけど何から読めば良いか分からない
・「火花」が売れ、芥川賞、世間の声を受けて、又吉直樹がどう思っているのかが知りたい
・本は何のために読むんだろうかとモヤモヤしている
・なぜ、又吉直樹はお笑いの道へ進んだのか

そう思っている方には、是非読んで欲しい本です。

手の届かないような、気難しいような、そういう本と自分を結びつけてくれる、そんな仲人的な役割が、又吉直樹なのではないかと思いました。

また、優しい文から、攻撃的な一面も見せ、あぁこういう視点もあるのかと気付きも多くありました。

まだ消化しきれていない部分もありますが、一度で理解しようとせず、何度も読み返すこともまた本の醍醐味なのだとそこまで教えてくれました。

そんな中で今回特に注目したのは、又吉直樹の選ぶ言葉のセンス

それらを勝手ながら、ピックアップしました。

自分を不安にさせる、自分の中にある異常と思われる部分や、欠陥と思われる部分が小説として言語化されていることが嬉しかった。

自分のことがまったくわかりませんでした。どんな人間か整理することができませんでした。

このテーマについて、こんなに長くお話しするのは最初で最後になりそうです。しゃべりすぎて歯が抜けそうです。お話はこれくらいにして、僕は本を読む側に戻り、たまに書く側に回ります。

これらはごく一部の中の一部ですが、こういった文章が至る所に散りばめられています。

ハッとするような言葉に出会う。

そして、なぜハッとしたのか自分の感情と向き合う。

それが自分を知ることにつながり、それこそが本の楽しみ方ではないかと思います。

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