「ひるなかの流星」映画化!原作のあらすじと結末と感想(ネタバレあり)
人気コミック「ひるなかの流星」が実写化され、その映画が2017年3月24日から公開されます!!
「椿町ロンリープラネット」を読んですっかり「やまもり三香」の画力にハマった私。
さっそく全巻+番外編を一気読みしちゃいました!
結果、何度心臓をわしづかみされ、何度泣いたことか!!!
その原作のあらすじと結末と感想です。(ネタバレあります)
「ひるなかの流星」とは
雑誌「マーガレット」にて2011年から2014年まで連載された少女漫画。
作者は「やまもり三香」。現在は「椿町ロンリープラネット」を連載中。
男の人の描写がとにかく美しく、「ひるなかの流星」では、小学生からダンディなオジサマまで、たくさんの登場人物が出て来るのですが、皆様カッコよすぎます。
男の人特有の体のラインや、髪型、そして表情。服もセンス良くて、本当にパーフェクトです。誰が1番かなんて選べません。(笑)
「ひるなかの流星」のあらすじ
田舎から、家族の事情で東京に転校することになった女子高校生、すずめ。
お世話になる叔父さんの家へ行く途中、道に迷い、ちょっとチャラっとした24歳の男性(獅子尾)に助けられる。
その男性は、なんと転校先の担任の先生だった・・・!
田舎と勝手の違う都会のクラスメイトに、すずめはなかなか馴染めない。それを先生は、いつも背中を押して助けてくれる。
そのおかげで徐々に仲の良い友達もでき、そして先生に対する気持ちが恋だと気づく。
獅子尾もすずめに惹かれるも、先生と生徒という関係性。線を引き、すずめと距離を置こうとする。
その一部始終を横で見ていた、東京での初めての男友達、馬村。
女性と話すことができず、赤面症の彼もまた、すずめの実直で純粋な性格に惹かれていった。
先生の肩書きを外せば、24歳のまだ大人になりきれていない男性。
元カノやすずめの叔父さんの言葉、そして自分の立場と自分の気持ちに挟まれて、何度もすずめを翻弄させ、傷つけてしまう。
結果、振られたすずめは、いつも側にいて自分のことを想ってくれていた馬村の気持ちに応え、次の恋へ進むことを決心する。
「ひるなかの流星」の結末
しがらみや体裁など、全部取っ払って、獅子尾が出した答えはすずめが好き。失って初めて気づいた気持ち、これまでとってきた態度の本当の気持ちをすずめに全部伝える。
すずめも、獅子尾と馬村への気持ちにゆらゆらとしていたが、獅子尾にすべてを伝えられた瞬間、馬村のことが好きということが分かる。
そしてすずめは、きちんと馬村へ気持ちを伝え、馬村もそれに優しく応えた。
「ひるなかの流星」の感想
最初は大人の振る舞いをしていて、格好良かった先生。
しかし、元カノに翻弄されたり、自分の気持ちを抑えられなくなったり、急に距離を置いたり。
そして、すずめが自分の元から離れ、誰かの彼女になった途端やっぱり好きって子供かー。と思いました。(笑)
だけど、それでも最後は「色々あったけど、やっぱり先生好き」ってなるんだろうなぁと思ったらまさかの振られる結末でした。
先生も不憫ですが、良く考えたら生徒に手を出すなんで、やっぱり子供か!(笑)
まぁ、先生という立場が足かせになったことも否めませんが。
1番大人だったのは、どんな時もブレずにすずめの幸せをずっと思い続けていた馬村でした。
タイミングを待ち続けた馬村と、タイミングを逃した獅子尾。そしてそのタイミングの良し悪しは、気持ちの強さが作る。
そんなことを教えてくれた、深い漫画でした。