海外で働きたい!!2016年の世界事情と世界から見た日本が分かる1冊。

公開日:  最終更新日:2017/01/22

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海外に飛び出す前に知っておきたかったこと

著者は現在、海外でいくつもの会社を経営している、まさしく世界をまたにかける男。
そんな彼が書いた「海外でビジネスを行うための指南書」です。

東京大学が転落

アジアの大学ランキングで、3年間首位だった東京大学がなんと7位に転落したというニュースが舞い込んできました。

これは、日本人にとっては非常に厳しいニュースです。

理由は、「20年間にわたって大学が資金の制約を受けており世界の大学との競争や国際化のための支援が少ない」とのこと。

世界では、そしてアジアではいったい何が起こっているのでしょうか。

私たちは今のままで良いのでしょうか。

そんな不安の解決のヒントをくれる一冊です。

アジアの教育事情

2016年の今の、シンガポールを始めとしたアジアの教育の実情が詳細に記されているのですが、それを知ると、日本は遅れをとっていることが分かります。

数年後にはこうやって育った相手と戦うことになると思うと、非常に危機感を抱かずにはいられなくなります。

今からでも遅くはない。何か自分の武器(強み)を持つことが必要です。

活きた英語の身につけ方

この本を読むと、活きた英語の身につけ方、スマホやアプリを使った仕事の仕方、日本とはまったく違う海外の方との交渉の方法、世界から見た日本、など世界の今が分かります。

中でも活きた英語の身につけ方は、非常に有益な情報でした。

私たちは、日本の英語教育を受けてきたけれども英語をまともに話せない。

それはなぜか?

それは「英語をしゃべること」をしてきていないから。

単純明快ですね。

つまり、英語をしゃべる練習を積めばしゃべれるようになるのです。

はい、当たり前ですね。

では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。

著者は、詳細な方法として、以下のことを提案してくれています。

・「NHKラジオ英会話」と「NHKビジネス英会話」に出てくる英語を1年間分5000行を、毎日ブツブツ言い続ける。

・2000時間以上しゃべる練習をする。

・つまり3年間続ける。

・結果、丸暗記する。

・最終的には1行を100回繰り返す計算になる。

その結果、

ビジネスで困らないほどの英語力は確実にマスターできる

と断言しています。

この5000行という分量ですが、本にすると2冊程度になるそうです。

これは、神田昌典氏の著書「お金と英語の非常識な関係」で提案している内容と同じことになります。

 参考:神田昌典のお金と英語の非常識な関係を読んで

この本での丸暗記する内容は、「NHK〜」ではなく、自分の専門分野に関するCDでしたが。

その内容についてですが、例えばTOEICを勉強中の方ならTOEICでも良いし、海外ドラマが好きならその台本でも良いし、オバマ大統領の演説や、スティーブ・ジョブズのプレゼン内容でも良いと思います。

2000時間・3年間という貴重な時間を費やすのですから、自分の好きなものを、内からくる情熱を感じながらやると、楽しくやりがいも出ます。

そして、そうでないと続けられないでしょう。

まとめ

生きていくために、英語を使わざるを得ない状況が、もう目の前に来ているかもしれません。

そして、そのために2000時間を費やす覚悟はありますか?

まずは、最初の一歩から。

試しに1分間時間を測って、好きな英語の文章を話してみましょう!

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