TOEICテストの難易度が高くなる!?5月から新問題形式スタート!
5月29日のTOEICテストから、新しい形式の問題が加わることになります。
具体的にはいったい何がどう変わるのか?
その変更点と対処法をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
TOEICテストの難易度が高くなる?
TOEICが新しくなるということは、つまり問題が難しくなる?
という疑問を誰もが持つところですが、その答えとしては「NO」となります。
スコアが示す実力は変わらないようにテスト実施団体が調整すると発表していますので心配はありません。
これまでのTOEICの平均は約600点弱ですが、新形式もこの平均を保てるよう調整されます。
具体的には何が変わるの?
設問の配分が変更
設問数200問は変わりませんが、その内の、設問の配分が変わります。
これまでの形式 パート1 10問 (リスニング・写真描写) パート2 30問 (リスニング・応答) パート3 30問 (リスニング・会話) パート4 30問 (リスニング・説明文) パート5 40問 (リーディング・短文) パート6 12問 (リーディング・長文) パート7 48問 (リーディング・読解) |
5月29日からの新形式 パート1 6問 (リスニング・写真描写) パート2 25問 (リスニング・応答) パート3 39問 (リスニング・会話) パート4 30問 (リスニング・説明文) パート5 30問 (リーディング・短文穴埋め) パート6 16問 (リーディング・長文穴埋め) パート7 54問 (リーディング・読解) |
つまり、パート3、パート6、パート7の設問数が増えることになります。
なお、パート数(7つ)・問題形式の順番・試験時間(120分)は変わりません。
出題形式がこう変わる
1)パート3のリスニングでは、これまでは男女2人の会話でしたが、3人での会話が加わります。
2)また、「going to」ではなく「gonna」といった省略形を多く使い、より自然な口語表現が増えます。
3)そして、パート3とパート4のリスニング設問では、新しく「視覚素材」が加わります。
「視覚素材」とは、チケットの券面や商品パッケージ、道案内の地図といった図表のことです。
図表から意図を読み取る力が必要になってきますが、リスニングが始まる前に、何を表しているかが理解できれば、リスニングの問題を予想することができます。
4)パート6のリーディング(長文穴埋め)では、これまでは1つの長文につき3つの穴埋め問題があり、実は長文を読まなくても文法と語彙を抑えておけば解けるというものでした。
新形式では、1つの長文につき3つの穴埋め問題はそのままですが、文脈を理解していないと解けない「1文挿入」が1問加わります。
パート6では、4つの長文がありますので、計4問加わることになります。
5)パート7のリーディング(読解)では、「チャット形式」の問題が加わります。
チャットとはパソコンやスマホでやりとりする短いメッセージのこと。
文章量は少ないので、形式にさえ慣れれば攻略しやすいです。
6)また、パート7では、1つの文書を読んで解く問題と、メールや伝票といった複数の文書を読んで、その情報を整理して解く問題がありますが、複数の文書から解く問題が5問増えます。
こちらも、短時間で複数の情報を整理する訓練をする必要があります。
まとめ
以上のことをまとめると、リスニングでは、視覚素材と、3人で口語表現を使用した会話が増え、リーディングでは文脈理解力と、複数の情報処理能力が問われる問題と、チャット問題が増えます。
つまり、より実践的な内容へと改定されるということです。
内容が小難しくなったり、ひっかけ問題が増える訳ではありませんので、安心してTOEICの勉強に励んでください。