「夜は短し歩けよ乙女」星野源が声優!原作ファンに叩かれても大丈夫なワケ
森見登美彦(もりみとみひこ)著の「夜は短し歩けよ乙女」がアニメーション映画となって、2017年4月7日に公開されます。
その主演である「先輩」の声を、今をときめく「星野源」が務めるということが、話題となっています。
星野源にとっては、アニメ声優としては単独初主演。
原作ファンからは、前作「四畳半神話大系」と同じ声優が良いといった声もあがっています。
それでは、どうしてこのオファーを引き受けたのでしょうか。
インタビューやラジオなどからの発言をまとめました。
引き受けた理由その1 大好きな監督だから
一番の理由としては、この作品の映画監督が大好きな監督だから。
湯浅政明(ゆあさまさあき)監督の2004年のアニメ作品「マインド・ゲーム」を見て、すっかりファンになったとのこと。
このアニメは、今田耕司や藤井隆といった吉本興業勢が声優をされていて、内容・映像ともに、とても評価の高い作品です。
なんと、アマゾンでは星★が5つ!!
「もっと評価されるべき」「これぞ日本が誇るアニメ」と大絶賛されています。
星野源自身も、原作とは違う終わり方を含め、演出などすべてのセンスに一発で惚れたそうです。
今回の「夜は短し歩けよ乙女」でも、ファンタジーな内容を含んだ原作(活字)を、アニメ(映像)としてどう昇華させるか、が見どころの一つだと思います。
▶湯浅監督のインタビューはこちら
引き受けた理由その2 直筆でオファーをもらったから
その湯浅監督からある日、事務所に手紙が届いたとのこと。
そこには、直筆で「今アニメを制作しているので、その主人公の声をぜひ星野源さんに声優をやっていただきたい」とのお言葉が書いてあったそうです。
大好きな監督から直筆でのオファー。
これは断る理由がない!と即断したそうです。
声優じゃない人が声優をやることについて
声優じゃない職業、いわゆる役者やミュージシャンが声優をやることについて、星野源自身、抵抗があったとのこと。
星野自身もアニメが大好きで、「なんで声優じゃない人がやるんだ」という気持ちも分かり、そういった声も充分承知の上。
だけど、自分が叩かれても、大好きな監督とご一緒できる機会があるのなら、ぶつかってみようという気持ちで、引き受けたそうです。
監督が、声優ではなく、星野源に直々にオファーをしたのは、その唯一無二の「声」を必要としたからだと思います。
なんだか耳障りの良い心地よさを人に与える、天性のモノがありますよね。
▶星野源の声入り予告編はこちら
まとめ
以上、星野源が声優を引き受けたワケは、12年前からファンだった監督の作品だったから。
そして、その監督から直々のオファーがあったからでした。
大好きな監督の作品に携われるのなら、自分が叩かれることなどどうでも良いというワケです。
主人公「先輩」は、黒髪の乙女を想う、冴えない大学生。
原作ファンから叩かれることを承知の上で、どう星野源が演じてくれるか、楽しみです。