石原慎太郎「天才」田中角栄を通して日本を知ることができる本
石原慎太郎の「天才」。
田中角栄の一生を「私」という一人称で書いた本。
ワイドナショーで2016年最も売れた本として紹介されました。
私が知っている田中角栄の知識は以下の通り。
・田中眞紀子のお父さん ・ダウンダウンの浜ちゃんが好き ・目白の家から新潟の実家まで3回曲がるだけで着く |
政治もあまり分からないので、実際どういう事を行ってきたのか、どういう人なのかあまり良くわかりません。
これを機に、少しでも田中角栄を知ろうと思い、購入することを決断しました。
amazonで探してみると、田中角栄の本がたくさん。
しかも人物写真が全面に押し出された表紙ばかりが並びます。
名言集からカレンダーまであり、それだけでこの方の凄さが分かります。
その中から、初心者でも一番分かりやすそうなこのムック本とあわせて買いました。
オールカラーで写真付き。
石原慎太郎「天才」の感想
全部で200ページ。
文字も行間も大きいので、すぐ読めるかなと思いましたが、出てくる登場人物や事件などが多く、やはり政治のこと、歴史のことが知識としてベースにないと、読み進めることが難しいです。
1日に、読めて20ページくらいの日もありましたが、田中角栄の人生ドラマに圧倒されながら、その波に乗って最後まで読むことができました。
先見の明があり、人を惹きつける力、政治力は並外れたものがあるエネルギーの強い人。
それが故、女性関係も派手だったこととアメリカの機嫌を損ねて失脚してしまった人。
あわせて田中角栄が生きた日本、そして今の日本があるのもこの方のおかげであることを知りました。
まとめ
政治関係の本は難しく、何度も挫折してきたのですが、この本は最後まで読むことができました。
それは、文字の大きさと、石原慎太郎の文才、田中角栄の人間力のおかげだと思います。
やはりドラマがあってこその歴史。この本に出会えたことに感謝します。
そして初心者の私は、1回読んだだけではまだ分からないことだらけなので、自分の血肉となるまで何度も読もうと思います。